今回は治療院広告を作る時のルールについてお伝えしていきたいと思います。
ルール1
まず何から取りかかるかと言うと、あなたの院に来ようとしている見込み患者さんは『どんな悩みを抱えてあなたの院に来ようとしているのか?』ここを調べる必要があります。
痛みがあるのは前提として、痛みがあるから何に不自由しているのか、痛みで制限されていることやこの痛みが続くことで不安に思っていること、このことを明確に知る必要があります。
例えば
- この膝の痛みが続くことによって、将来旅行に行けなくなるのかと不安な58歳。
- この腰の痛みが続くことで、背中が徐々に曲がって来るのではないかと不安な60歳女性。
- 手の痺れが続いて家事がまともにできない主婦42歳。
このようにただ痛いだけではなく、痛みがあることによって制限される日常や、痛みがあることによって不安になる将来にフォーカスし、その言葉を広告に載せてリリースすることで同じような不安を抱えた人が来院してくれようになるのです。
誰にでも当てはまるようなメッセージは、誰にも響かないことを常に頭に入れて広告は作って下さい。
ターゲットを絞らないチラシは全く当たりません。
ルール2
『あなたの院は誰の何を解決してくれる院ですか』ということを伝えていますか?
先ほども言いましたが、誰でも治すは誰にも響きません。あなたの院は誰の(ターゲット)何を(悩み)解決してくれる院ですか?
- この言葉を今はっきり言える人で、現在集客に困っている人はいないでしょう。
- 逆にこれがはっきりと言えない人は、現在集客に困っている人でしょう。
考えたこともありませんか?
自費の集客をしていく上で絶対に外せない考え方です。
『誰の何を解決してくれる院』これが明確に打ち出せたとき、あなたの院の予約スケジュールはいっぱいになりますよ。
ルール3
『あなたの治療院広告に他の院とあなたの院の違いは記載してありますか?』
他の院とあなたの院の違いがなければ患者さんが来ることは、まぐれとしか言いようがありません。
違いがなければ、患者さんは迷わず安い院に行くでしょう。患者さんは迷わず近い院に行くでしょう。
それだけあなたの院と他の院との違いを打ち出すことは大事になってきます。あなたが治療家になった想いは他の先生と違うはずです。あなたの治療法は他の院と全く違うはずです。
あなたの治療院は個室がありますか?
あなたの治療院は女性が安心して来院できる治療院ですか?
もしそうなのであれば、色々打ち出せる要素は沢山あるはずです。その違いに患者さんは反応し、少し遠くても、値段が高くてもあなたの院に行こうと思わせる確率が上がっていくのです。
あなたの治療院と他の治療院との違いをしっかりと紙に書いて見つけ出して下さい。それを広告に載せていきましょう。
ルール4
次に証拠と権威性です。
例えばあなたが食事に行く時に、美味しいと口コミの多いお店と何も口コミの無いお店だとしたら、どちらのお店に行くのでしょうか?
何かのグランプリを獲っているシェフのお店と、何も特色のないシェフでしたらどちらのお店に行くのでしょうか?
聞くまでもないですね。治療院もそうです。
患者さんの口コミ・患者さんの声・写真が多い方が見込み患者さんは行きたくなります。同業者からの推薦文や、健康雑誌に掲載された実績、メディアに取り上げられた実績があるのであれば間違いなく載せるべきです。
その証拠や権威に見込み患者さんの不安が軽くなり、来院に繋がる大きな決め手となるのです。
あるなら出して下さい。能ある鷹は爪を隠すなどここでは必要ありません。
『能がるのであれば出す!!』
これこそ広告に載せてもらいたい一番の決定的ルールです。広告をただの紙クズにしていませんか?
あなたがどれだけターゲットが明確で、ターゲットが共感できるメッセージを書いていたとしても、その肝心なターゲットがあなたの送るメッセージを読んでいなければ意味がありません。見られていないと意味がありません。
物凄く良いチラシができました。これを見てくれれば必ずターゲットはやってくる。これを見てくれれば必ずBEやリピートに繋がる。
と思っていてもターゲットがそのチラシを見ていなければ意味がないのです。
- あなたはどんな方法でターゲットにあなたのことを知ってもらっているのですか?
- 必ず読みたくなるような仕掛けは施されていますか?
- ターゲットがそのチラシを捨てずにはいられない仕掛けはできていますか?
もしあなたが何の変哲もないチラシを撒いているのであれば、必ず反応は落ちてくるでしょう。
逆にあなたがターゲットが必ず読まなくてはならない、チラシが作れているのであればあなたの院は相変わらず患者さんでいっぱいになっていることでしょう。
3M&タイミング
皮肉なものですがいくら3M(マーケット・メッセージ・メディア)が完璧でも、ターゲットとタイミングが合わなければ、ターゲットが手に取らなければ、ターゲットが興味を示さなければあなたの治療院として出している広告はチラシであれば紙くずです。
HPでPPC広告を出しているのであれば、グーグルやヤフーの格好の獲物となることでしょう。治療院の広告なんて誰も見ていない!
最後に厳しいことを言いますが、基本的にお伝えしたいのが広告は全てテストテストで考えて欲しいということです。
- 3000枚チラシを撒いたのに電話1本もない。
- PPC広告に月5万円掛けているのに電話の1本だけ。
のように、上記の反応は初めてターゲットを決めて、初めて広告をリリースする時、最初はザラに起こります。
基本的に広告なんて誰も見ていないと思いながらリリースするぐらいではないと、いつか心が折れてしまいます。
結局何が大事かと言いますと、少なくても良いので改善しながらリリースしていくことが大事です。
一回の強烈なオファーを出してくる院と、毎月コンスタントに広告が届く院、どちらが継続的に院に患者さんを呼べると思いますか?
間違いなく後者です。
そのコツコツができる院が継続して院を経営していくことができますし、結局一発屋は一発屋です。
私の院は累計75万部以上はチラシをテストしてきていますし、年内に100万部は優に超えていきます。
そのぐらいしてもまだまだテストテストです。一喜一憂しないで下さい。
改善しながら寡黙にリリースし続けるのです。その浸透率こそが患者さんに安心感を抱かせ、一番の優良患者さんを呼ぶ秘訣になりますよ。
今回は以上です。
本日も最後までご覧頂き本当にありがとうございました。
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