今回はスタッフ増員を考えているあなたにお伝えしていきたいと思います。最初にスタッフがあなたの院にどんな理由で入ってきて欲しいですか?
- お給料が高く福利厚生がしっかりとしている理由
- やりたいと思っている技術があなたの院で可能だという理由
- あなたの院の方向性や理念に感動し、賛同したという理由
この3つの選択肢にどれも間違いはないのですが、伝える順番で大事なものが一つあります。それは3番のあなたの院の方向性や理念に感動し賛同したという理由です。
あなたがどれだけ良い金額提示をし、福利厚生が充実していたとしても、あなたの院で用いている技術がやりたい技術だったとしても、あなたの院の理念や方向性に賛同してもらえなければスタッフが長く働いてくれる確率は大幅に下がってしまいます。
マインド(考え方)の上にテクニックや金額は成り立ちます。もちろんお給料や福利厚生を整えるのは経営者としての義務です。
あなたの治療院の理念はありますか?
スタッフ増員をお考えなら、まずはあなたの患者さんやスタッフ、地域、院への想いを熱く語って下さい。
その考えに賛同してくれるスタッフが、あなたの院を大きく飛躍させるパートナーになっていきます。
次に、具体的な増員方法をお伝えします。
スタッフを入れる際も、凄く大事になってくるのは『3M』です。
- ターゲット
- メッセージ
- メディア
この3つが集患と同じで大事になってきます。
どんな人材に来て欲しいのか?
- 男性、女性
- 年齢
- 性格
- 資格
- 技術レベル
- 新卒経験者
それぞれの院によって入ってきて欲しい人材は異なります。それを最初は我儘に紙に書き出しながら人物像を思い描くことが大切です。
そんな理想の方が入ってくるわけないと思われがちですが、まずは我儘に理想の人物像を書き表して下さい。
それこそがあなたの求めているスタッフのターゲット像です。とりあえず今、スタッフさんを入れたい先生はこのワークから始められることをお勧めします。
欲しいスタッフの人物像は我儘に書き出せたら、次にその理想のスタッフに響くメッセージを考えましょう。
治療院の理念や院長先生への想い、福利厚生求める仕事など、我儘に書き出した理想のスタッフさんに響く言葉でメッセージを送ります。
あなたの治療院の方向性や、患者さんに対する想い、スタッフさんに対する想いを熱く、言葉や字で伝えることで理想に掲げているスタッフさんが引き寄せられてあなたの院にやってきます。
なぜなら、理想のスタッフさんの人物像をあなたが我儘に書き出したことで、理想の人物像があなたの頭の中で明確になり、そのような人を探すアンテナが張り巡らされるからです。
まずはどんな言葉を伝えれば理想のスタッフさんに響くのか?
どんな想いを伝えればあなたの想いに賛同してくれるのか?
ぜひ、考えてシミュレーションをしてみて下さい。
人は人に惹きつけられます
あなたの想いに賛同してくれる方が必ず共感して入って下さいます。人は感情でモノを買うように、最後は感情で入社も決めます。
もちろん給与の面もありますが、これからしっかりと安定供給が出来るように頑張っていけば良いのです。
まずは、あなたの感情や想いをメッセージ、言葉に乗せて伝えてみて下さいね。
最後に、理想のスタッフ像を決め、その方に響くメッセージや言葉、想いを考えたら、その想いや言葉、メッセージを、何を使って届けるか?のメディアの部分になってきます。
紹介をもらう為に色々な方に電話して聞く方法もあれば、専門学校や大学の就職説明会に行くこともできます。
- 専門学校の求人票に掲載してもらう方法
- お金を出して求人サイトに掲載する方法
- 自社ホームページで求人を募集する方法
- メルマガなどで学生さんのリストを集めて募集をする方法
- 人材派遣会社に頼む方法
- ハローワークに求人票を出す方法
- ヘッドハンティングと言う方法
もあります。(こじれないようにして下さい。笑)
色々な方法がありますが、どの方法が理想のスタッフ像を集めやすいと思いますか?
全てテストですので、一度色々試して頂きたいのですが、集患と同じで、まずは無料のメディアから試して頂きたいと思います。
治療院と同じで紹介で来られる患者さんがいるように、紹介でスタッフさんが集まる院を作っていく努力も怠ってはいけません。
院内のスタッフさんを大事にできたら、必ず良いうわさは流れるものです。
ここでお聞きしたことがあります。
あなたは、体が弱いスタッフさんへの対応はどうしていますか?スタッフさんを雇用し始めると、どうしても色々な問題が起こります。
- 遅刻の多いスタッフ
- 施術時間を守れないスタッフ
- 電話対応が苦手なスタッフ
など色々なことが起こりますよね。
もちろんしっかりと治療院でマニュアルを作成し、スタッフさんに浸透していたら話は別ですが、体や精神的に弱いスタッフさんも必ず出てきます。
私の院でも創業メンバーで、8年間一緒に働いてくれている女性の鍼灸師の先生がいます。とても綺麗で優しい先生なのですが、体が弱く治療院を休みがちです。
本人もやる気があって、決して休みたくて休んでいるわけではなく、どうしても体が弱い為、治療院を休んでしまうことがあります。
今では、受付を兼ねて入れる時は鍼灸治療をしてもらうというスタイルで働いてもらっているのですが、私は辞めてもらいたくないですし、本人も辞めたくないと言ってくれていますので、一緒にこれからも働きたいと思っています。
しかし、最近の治療院では患者さんの施術が予約制であったり、担当制であったりする治療院も多くなってきました。
そんな時に担当の先生が休んでしまったら、患者さんにも迷惑がかかりますし、他のスタッフにも迷惑がかかりますし、治療院にとってもダメージです。
『私は甘いのかな?』と常々思ってしまうのですが、たとえ迷惑がかかっても、体が弱いスタッフでも一緒に働ける職場を作りたいと思ったのです。
しかし、ここだけはしっかりと伝えておかなければならないことがあります。
もちろん、有給や健康診断などの福利厚生などは治療院としても充実させましたが、
- ①重要責務は任せられないこと。
- ②給料が治療家の基本給よりは下がること。
ここについてはしっかりと話し合っていかなければなりません。そして③体調が悪くなりそうだったら早めに申し出ること。
この3つを大事にしていければ、そこまで院に影響が出ることもありませんし、誰だって治療院で働いていれば人に迷惑をかけることもあります。
そんな迷惑も『許しあえる環境』を作っていきたいと思いました。この辺が私の『甘すぎる考え』なのかもしれませんが、治療院経営はそれぞれの目指す方向性で経営してもいいと思っています。
そもそも治療家は自分自身が怪我をした経験から。自分自身が先生に治してもらった経験から。
と言う理由で治療家になった先生も少なくありません。だとしたら体が弱い先生も必ず多いはずです。
私自身も歩けなくなるほどのヘルニアを、整骨院の先生に治してもらったことがきっかけで治療家の道を目指しました。
もちろん面接の段階でしっかりと見極めることが大事ですが、スタッフの問題は院の成長が起こるチャンスです。
その問題を乗り越えると、必ず院に厚みが増していきます。考え方は自由ですが一緒に働いている仲間をどれだけ大切にできるか。
ここにこそ、あなたの治療院の未来が見えてくるのではないでしょうか?
私の院としても同じことが言えます。
今いるスタッフさんを大事にしながら、理想のスタッフさんの増員を実現させて頂きたいと思います。まずはチャレンジしてみて下さいね。あなたのチャレンジを応援しています。
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