患者さんが指示通り来院してくれない先生へ

こんばんは。小樋将太郎です。

今回はリピート率が低く来院指導の際にもなかなか患者さんが指示通り来院してくれない先生にとってとても大事なパートになってきますのでこの文章を読んだ後にすぐに実践してみて下さい。

リピートは初回の来院時に決まると思って頂いても過言ではないのですが初回にどれだけ『頼れる先生』と思って頂けるかが鍵となってきます。

治療院ですので治療効果の結果はもちろんのことですが治療効果以外に先生ができることとしては主導権を握っていくということが重要になってきます。(決して偉そうにすることではありません。)

では、どのようにして先生として主導権を握っていくのかと言うと初診の段階で小さな指示を細かく出していくことで主導権は握れるようになっていきます。

例えば、初回の来院時に

  • 靴をこちらで脱いで下さい。
  • こちらのスリッパを履いて下さい。
  • こちらにお名前を書いて下さい。
  • こちらの2番目の椅子に腰掛けて下さい。
  • 問診票がありますので空欄を全て埋めて下さい。
  • 問診票が書けましたら受付までお持ち下さい。
  • ベッドの端に腰掛けて下さい。
  • もう少し右に寄って下さい。
  • 前屈をして下さい。
  • 後屈をして下さい。
  • 腕を上げて下さい。

など、上記のように細かく患者さんが『はい。』と行動してくれるような指示を出していくことが重要です。

この細かな指示を続けることにより患者さんはあなたのことを先生と認識してくれるようになりますので来院指導や自宅でできるケアなどを伝えた時も先生の意見をしっかりと聞いてくれるようになってきます。

言い方は悪いですが患者さんに少しなめられた態度を取られたり、なかなか言うことを聞いてくれなかったりすることが多い先生は細かな指示が少ない為に起こっていることが多いのです。

これは初期設定がとても重要ですので初診の時からいかに細かな指示が出せているかによって
先生の院のリピート率や患者さんの聞き入れの姿勢が変わってきます。

しっかりと初診から意識して院全体の決まりごととして細かな指示を出す風土を築いていきましょう。

『小さなYes』とも言われていますが小さな『はい』を積み重ねることによって最終的に大きな『はい(契約)』を頂く為に使われるセールスの手法でもあります。

患者さんにとっても初回は何をどうすればいいのか分からない状態で来院されますので、分かりやすく誘導してあげることは大切なことだと思います。

何より患者さんを大切にする心が根底にあれば自然にできることだと思いますので最初は意識して頂いて行動に移して頂ければと思います。

小さなことですが積み重ねれば大きな成果が生まれますので楽しみにして行動して下さいね!

今回は以上です。本日も最後までご覧頂きありがとうございました。では、またお会いしましょう!

小樋将太郎

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