こんにちは、『院長が現場を離れる仕組み作りの専門家』小樋将太郎です。
今回はスタッフ教育についてお伝えします。離職があったりスタッフと上手くいかなかったり、自分はリーダーに向いていないのではないかと悩まれている方が多いと思います。
スタッフ教育とは何かと言われてもなかなか答えにくいですよね?それは何故なのかと言うと、私達はスタッフ教育を習ってきてないからです。
小学校や中学校、高校でスタッフ教育は習っていませんよね?大学になって例えば心理学を学んでやっとコミュニケーションを学ぶのでしょうか。
それでも、組織作りやスタッフ教育なんて習ってきていないのに、私達はスタッフさんを雇用してチームとなって頑張ろうとしています。
習ってきていないのに、離職なしで組織を作るなんて難しいじゃないですか。ですので、今回からスタッフ教育とはについて1つずつお伝えしていきたいと思います。
今までは習っていなかったので、上手くできなくて仕方ないのです。
これからは、やれることを私が1つずつお伝えしますので、是非それを参考にしてスタッフ教育を行って頂きたいと思います。
そもそもスタッフ教育とは何か?
まず、スタッフ教育とは何なのかと言うと、あなたの院の目的や理念に向かって一緒にチームになって頑張ってくれる人を育てていくことです。
他の院や他の会社でしっかり働けるようになるために、スタッフ教育を行う人はなかなかいないと思います。
あなたの思う院の理念や方向性に向かって育てていくことがすごく大事になってきます
スタッフ教育とはと言われたら、あなたの院の目的や理念に沿って、一緒に頑張ってくれる人を育てていくことこのことだという事を、まずは覚えて頂きたいと思います。
次にすごく大事なことになってくるのですが、例えば一生懸命教育しているにも関わらず、あなたがやって欲しいことを指示してもなかなか言い訳をしてやってもらえないことがあります。
そして、スタッフさんとの関係が悪くなってくるというケースがすごく多いので、それをどのように解決していけばいいのか、お伝えしていきたいと思います。
スタッフさんとの関係が悪くなったらどうする?
解決の方法は、あなたがやって欲しいことを伝える前に、スタッフさんにここの院でどういう風に働いていきたいのか、
例えば3年後どのようなポジションにいたいのか、どのような事を大事にして働いていきたいのかを聞いてみて下さい。
これを聞いた上で、院としてあなたのやって欲しいことを伝えていきます。
スタッフさんのやりたい事、大事にしていきたい事を聞いた上で、あなたのやって欲しいことを伝えていく。そして交わり合ったところで一緒に仕事をしていくことが大事になります。
- お互いやりたいところだけを聞いたり一方的に伝えたりしても、交わることがありません。
- お互いが気持ちよく尊重して働けるのは、交わり合ったところで努力していくからです。
- お互いの思いを擦り合わせることが大事になってきます。
会社は会社の利益主義、スタッフさんは自分の幸せ主義です。
これは変えることができません。どちらも悪いことではありません。ですので、お互いが一緒に働いていくには共有スペースをみつけていかなければなりません。
スタッフ教育とは、スタッフさんの大事にしていることと、あなたのやって欲しいことを共有していくということを考えて頂きたいと思います。
私も経営者なので、スタッフさんに自分のやって欲しいことをやってもらえないことが続くと、フラストレーションがたまってしまいますし、イライラもします。
しかし、そんな時は自分の気持ちを脇に置いてこの考え方を思い出すと、スタッフさんの気持ちも理解できます。
あなたもこの考え方をまずはしっかりと覚えておいて下さい。
現場を任せられる自律したスタッフさんを育てましょう!
最後に、自立・自律したスタッフに育ってもらうためにどうしたらいいのかをお伝えします。
あなたが言ったことをスタッフさんに自分で考えてもらって「1」言ったら「3、4」はやって欲しい。できれば「10」やって欲しい気持ちがありますよね?
自立とは、自分で判断できてしっかりと行動に起こすことができるということですが、自律は旋律と一緒で何かルールがある中で、そのルールを守って行動に移すことができるということです。
このような自立・自律したスタッフを育てるためには、まず院としてのルールが必要です。ルールがなければ、自由になってきて統率がつかなくなります。
私の院でも昔、髪の毛の色が決まっていなかったのでピンクにしてきた鍼灸師の女性スタッフさんがいました。
私の常識とスタッフさんの常識は違います。
私はその時ルールをちゃんと作ってないからだと痛感しました。ですので、自立・自律したスタッフさんを育てたいのなら、1つ1つのルールを決めていくことがすごく大事になってきます。
制服や髪の色の他、掃除の仕方など1つ1つルールを決めていって下さい。
今ルールを作ってないと、スタッフさんのよかれと思ったことがルールになっていきます。
そしてそれがどんどんあなたの院の風土になっていって、その後あなたがルールを作っていきたいと言ったとしても、スタッフさんからの反乱がおこってきます。
ですので、今あなたが気づいたのであれば是非1つ1つルールを作っていってください。
そして、あなたが勝手に作ったと言って見せるのではなく、スタッフさんと一緒に
働きやすい共有スペースを作ったルールにして頂きたいと思います。
スタッフ教育とはについてお伝えしましたが、もう一度おさらいです。
- まずはあなたの理念に賛同して働いてくれるスタッフを育てること。
- あなたとスタッフさんの思いが共有したところを見つけていき、一緒に理念に向かって頑張っていくこと。
- 今回はあなたとスタッフさんが一緒に決めたルールを作り、自立・自律したスタッフさんを教育していく。
ということをお伝えしました。
この3ステップを忘れずに、スタッフさんを教育して頂きたいと思います。スタッフ教育は同じことを継続して伝え続けることがとても大事な要素です。
時にはイライラしてスタッフさんに当たってしまったりあなた自身が辛い思いをすることがあると思いますが、そんな時はこの文章を思い出して下さい。
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